先日、岡山市内の小学校の教育講演会に登壇いたしました。
テーマは
「イライラしない子育てのヒント
~感情のコントロール・アンガーマネジメント~」
土曜日の参観授業後ということで、お父様のご参加も多く、
ご夫婦で参加されている方も多いのは最近の傾向ですね。
働き方改革が進み、父母ともに教育にかかわるのはとても良いことだと思います。
体育館で用意してくださった300席では足らず、
後ろに座って聞いてくださったご父兄も多く、
参加率が高いことをPTA役員の方も喜んでくださいました。
今回は、岡山市の教頭会の講演に参加してくださった教頭先生からのご依頼でした。
アンガーマネジメントを知り、「これは保護者に必要!」と感じていただけたことは、とてもうれしいです!
講演の前に校長先生が
「体育館の中は『涼しい』ですね」
と挨拶され、続けて
「もし私が『今日も暑いですね』と言ったら、
皆さんも『蒸し暑い、いやだなあ』と思われたでしょう。
『涼しい』ですね、というと『涼しいな』と感じる、
どの言葉を使うかで人の感情も変わってきますね」
とおっしゃいました。
まさにその通りで、
アンガーマネジメントでも
どのような「言葉」を使うか、は怒り方と密接に関連しているとお伝えします。
乱暴な言葉を使って乱暴な言い方をする人は、
怒りの強度が高く見えるし、実際そうであることが多いですし、
柔らかな言葉を使って穏やかに話す人は、
怒りの強度も低く見え、実際にそうであることが多いです。
また
言葉の引き出しの少ない人は、怒りやすいとも言えます。
それは自分の感情を「適切に伝える力」が弱いから。
言葉で伝えられないと、
「言わなくてもわかるだろ」と相手の理解が足りない、と怒ったり、
暴力をふるって感情をぶつけたりしがちです。
子どもは大人の感情表現を真似ます。
知らない言葉はつかえません。
周りにいるお父さん、お母さん、私たち大人が、
たくさん感情を表す言葉を使って、教えてあげることが大切ですね。
皆さんの言葉の引き出しは多いですか?