岡山県総社市の小、中学校事務職員の皆様向け
「働き方改革の研修会」に登壇いたしました。

事務職員の役割もより専門的になり、
「チーム学校」として教員の働き方改革に大いにかかわってくる事務職。
ただ、正しい知識やチームとしての意思統一、共有がないと、
「教員の仕事がこちらに回ってくるだけで返って忙しくなる」と反発を生む構図にもなりかねません。

なぜ「働き方改革」が必要なのか、
進め方のステップとポイントとあわせ、

自身のワークとライフの満足度をチェックしていただいたり、
他人との価値観の違いをシェアしたり、

「理想の職場」を言語化するワークを
スタンディングミーティングで付箋ワークを用いた方法を体験していただき、
最後は「明日から何をするか」具体的なアクションプランを作成していただきました。

質疑応答では
「『整理整頓したい』と思っていても、何から始めていいのか、わかりません。何から手を付ければよいでしょうか?」
という方がいらっしゃいました。

私からは
「〇〇から始めるといいですよ」
というアドバイスはしません。
「整理整頓」の具体的な内容は人それぞれ、組織によってもそれぞれ違うからです。

そこを明確にしないと一歩は踏み出せませんね。

「あなたは何を整理したいのですか?」
「それはどのくらいの量がありますか?」
「それをすべてするにはどのくらいの日数、時間が必要ですか?」
「一日にそれにさける時間はどのくらいですか?」
「それはどの時間帯ですか?」
「ではいつから始められそうですか?」

抽象度を下げ、具体的に言語化する質問をしていくと、
ご自身で考え、ご自身で答えが出てきます。

どのくらい時間がかかるか、
自分の生産性も把握できていないことってありますよね。

実践してみることで、
案外時間がかからなかった、と気づき、
これくらいの時間でできるな、と自身の生産性も明確にでき、
実践することで成功体験が次なるモチベーションにもつながります。

ご担当者がすぐにご感想のメールをくださいました。

昨日は,悪天候の中,遠路お越しいただき,誠にありがとうございました。おかげさまで,楽しく有意義な研修会になりました。

終了後,参加者からも、今の自分たちに大いに役に立ついいお話だった等,口々に感想を話しながら帰りました。

 「働き方改革」は決して絵に描いた餅ではない,なにができるかと難しく考えなくてもいいのですね。

時間を意識して,ちょっといつもの習慣を変えていくことで,仕事の生産性・効率を上げることができる,そこにはコミュニケーション量をアップすることも大きく関わっているというお話に「目から鱗が落ちる」感じでした。

 今日はさっそく朝一番に机の引出の整理をしました。
職員室で咳き込んでいる先生に声を掛けたり,朝ご飯を食べてこない若者にトーストを焼いてきて会話が弾みました。

すばらしい研修を本当にありがとうございました。

こちらこそ、皆様積極的にワークに取り組んでくださり、
ありがとうございました。

帰りには、総社市のキャラクター付きのミネラルウォーターや
小学校のカレーもお土産にいただき、
素晴らしい活性化の取り組みだな~と感心いたしました♪