笑顔で
相手との距離が近く
相手に寄り添って
相手の気持ちを思いやる・・・
それだけが良いコミュニケーションでしょうか?
先週、今週と
保育所の職員対象、コミュニケーション研修に登壇いたしました。
昨年、アンガーマネジメント研修に登壇し、
リピートをいただいた研修です。
「良いコミュニケーションとは?」と質問すると、
多くの方の答えは、冒頭のように
相手と気まずくならない関係、より良い関係、心地よい関係に
なるようなやり取り、
と答えられます。
では、
叱ったり、
その後疎遠になるようなやり取りは
良いコミュニケーションと言えないのでしょうか?
本日は、
「言いにくいことを相手に伝える」
「こちらの要求を相手に伝える」
「叱る」
というコミュニケーションを
ロールプレイングを交えて3時間、
たっぷりと体験、フィードバックしていただきました。
日常生活や職場では、
笑顔で、相手を傷つけないようなコミュニケーションの場面ばかりではないですよね。
相手が傷つくのでは、
相手が怒るのでは、
と先回りして伝えられないのは、
実は「思い込み」であることも多いのです。
ロープレでは、
最初に、普段通りの伝え方をしてもらい、
フィードバックすると
「何を言いたいのか、よくわからなかった」
という感想が多いのです。
相手を気遣うあまり、
遠回しな言い方で、言いたいことがぼやけるのですね。
そのあと、
3つのステップで要求を伝える準備をし、
伝える流れを勉強した後に、
再度、同じことを要求してみます。
相手からフィードバックをもらうと
「ショックではない、むしろ真実が聞けて良かった」
「思いが伝わって、気持ちがよく分かった」
など、率直に言われるほうが良い、というフィードバックが増えます。
日ごろ
自分のコミュニケーションに対してフィードバックもらう経験ってないですよね。
フィードバックをしたり、もらったりすることで
他人のコミュニケーションスタイルや
自分のコミュニケーションスタイルを俯瞰でき、
気づくことがたくさんあります。
また、勇気を出して率直に伝えると、
自分が心配していたようには受け取らず、
伝えたいことがきちんと伝わるものだ、
ということも実感できます。
ロープレが苦手、
という方もいらっしゃいますが、
少し勇気を出すと、その成果は予想以上に大きいですよ♪