こんにちは。
ビジネスコミュニケーション研修 Y’sオフィス パートナー講師の小山内優里子です。
皆様、休日はどのように過ごされているでしょうか?
最近は急に気温も下がって寒くなり、
いよいよ秋も本番という感じがしてきました。
「読書の秋」ということで、私は最近は読書をして休日を過ごしています。
実は、私は読書をすることは学生時代大の苦手でした・・・(笑)
活字を見ると、文字の量の多さに圧倒されて
そっと本を閉じる・・・なんてこともあったのですが
社会人になってからは読書の面白さに気づき、
色々なジャンルの本を読むことにチャレンジしています。
リーダーの皆さんも本や新聞を読まれている方も多いのではないでしょうか。
そんな私の最近のおすすめの本とは、
「具体→←抽象トレーニング」(細谷功著)です。
著者の細谷さんはビジネスコンサルタントでたくさんのベストセラーを出されているので
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この本は、たくさんの経営者の方に勧められて私も読み始めました。
最初は
「勧められたし、試しに読んでみようかな」
という簡単な気持ちで読み始めたのですが
出だしから衝撃を受けたのです。
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「言う事がコロコロ変わる上司に腹が立つ」
「『言葉の定義の違い』によるコミュニケーションギャップを感じる」
これらは全て「具体と抽象」の視点の欠如が重要な要因となっている。
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「どういう事だろう?
具体と抽象の視点でコミュニケーションギャップが解決すると言うこと?」
と、興味をそそられました。
確かに、私がメンバーだった頃は方針がコロコロ変わるリーダーに不信感を持っていましたし
「リーダーは、現場感がわかっていないのに適当なことを言っている!!」
と不満を溜めているメンバーもいれば、
リーダーの方は
「現場は先々のことを見ていない!
なんでこれくらいのことができないんだ!?」
メンバー(現場)vs リーダー(会社)
のコミュニケーションの対立もありました。
こうしたコミュニケーションのギャップを
「具体と抽象」
の視点から考えたことがなかったのでワクワクしながらページをめくったのです。
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抽象のイメージとは?
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ちなみに、皆さんは
「具体と抽象」
それぞれどんな印象があるでしょうか?
私個人は
・具体・・・事細かに説明されている、イメージがしやすい(部下が動きやすい)
・抽象・・・ざっくりしている、イメージがしにくい(部下が動きにくい)
と考えていました。
「あの人の話は抽象的すぎて言っていることがよく分からない。」
「理想論ばかり言っていて、実際に行動に起こせることは何も教えてくれない。」
「抽象」という言葉に対してマイナスな印象を持つ人が大多数ではないでしょうか。
ですが、この本を読んで感じたことは
この「抽象」の思考を鍛えることが職場のコミュニケーション、リーダー力を上げるポイントなのです。
もちろん、この本は
「具体が悪くて、抽象が良い」
と言っているのではありません。
それぞれ使用する場面に違いがあり、「具体と抽象」の両方を
適切に使いこなすことが重要です。
ただ、私自身は先にお伝えしたように「抽象」はマイナスなイメージを持っていましたし、
チームビルディングに必要なコミュニケーションは
「具体性のみ」重視している人が多いと実感しています。
(「目標を数字に落とし込む」「その数字の根拠を述べる」などは、まさに「具体」の行動ですね。)
しかし、「具体だけ」ではコミュニケーションのギャップは埋まらないし、
イノベーションも起こらないのです。
次回はリーダーに必要な「具体と抽象の能力」についてポイントをお伝えします。
どうぞお楽しみに!!