7つの都府県に「緊急事態宣言」が発令され、
大学でも新学期からの講義スタイル変更を強いられています。
私が履修科目性として通学する予定だった同志社ビジネス研究科も
春学期の講義はすべてオンラインになることが決まりました。
これは地方在住の者にとってはありがたいこと。
この事態で、教育界では一気にオンライン化が加速し、
今後は地方在住でも、都会の大学の講義を聴講できる可能性が高まります。
ただ、
送られてきた机上名札と
通学を楽しみにしてそろえたペンケースの出番が当分なくなり、
少し寂しい・・・
さて、
本日のテーマは、「リーダーにとって必要なもの」。
何だと思いますか?
責任感、統率力、部下…色々ありますが、
リーダー論の著書やセミナーの多い中谷彰浩さんは『決断力』とおっしゃっています。
「マネジャーに必要なのは『判断力』。
しかしリーダーに必要なのは、たとえ8割が反対しても、やる!と決める『決断力』である」と。
確かに多数決で決めるならリーダーは不要です。
そして決断には、当然スピード感も必要です。
私の研修では、冒頭にグループのリーダー決めをしますが、
「決まったグループから手を挙げて」と指示します。
さらに「全部のグループが決まって手を上げるまで、下ろさないでください」と加えます。
すると、
自薦でさっさと決まるグループ、
ジャンケンが始まるグループ、
「どうする?」となかなか決まらないグループ、
「早く決めないと最初に手を挙げた人たちが疲れますよ」と声をかけても我関せずのグループ・・・
がでてきます。
新人研修ではなく、リーダー研修や管理職研修でもアルアルのことです。
一通り手が上がったところで、
「自分の中にあるリーダーシップ」について振り返ってもらいます。
「今、この状況で自分はどう行動するのが、グループにとって良いのか」
これをスピード感をもって決断、行動できるのがリーダーの条件であることを確認し、
その意識で研修に参加していただきます。
「リーダーは役職ではない、あり方・生き方だ」
とも中谷さんはおっしゃっていて、その通りだと様々な組織のリーダーをみて実感します。
さて、今コロナ対策に直面している日本のリーダー達はどうでしょうか?
そしてあなたの「決断力」はどうですか?