(一社)日本アンガーマネジメント協会では、
第5回「アンガーマネジメント大賞2019」を発表しました。
これは、
“怒りの感情コントロール”の専門家(当協会ファシリテーター)266人を対象に、
2019年に注目された“怒り”に関する話題へのアンケート調査を実施したものです。
その結果、
2019年1番上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人には、
アイドルグループ嵐の櫻井 翔 氏が第1位に選ばれました。
活動休止報告発表会にて「『無責任』という指摘もあると思うが?」という記者からの質問に対し、
「我々からの誠意は2年近くかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。
これは我々の誠意です」。と回答。
質問に対してイラっとすることも不機嫌になることもなく、誠実かつ冷静に対応したことが評価の対象となりました。
反対に怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人には
実姉が勤めるタピオカドリンク店とのトラブルに激怒した木下氏が、
SNSで「ウチらを怒らせたらどうなるか教えてやろうか?」などの暴言DMを送付し、
その事実が明るみに出ると、世間から批判の対象となりました。
また、2019年で一番怒りを感じたニュース・出来事は、
「神戸の教師間いじめ問題」でした。
個人的には、
常磐自動車道でのあおり運転の末にドライバーを殴った事件が印象的でした。
公開された映像から見えた、
車から怒鳴りながら降りてくる犯人の形相や言動は、
アンガーマネジメントできずに、その場の怒りに任せた無謀で自分勝手な人間の姿で、
「ファシリテーターとして、私自身もトレーニングしていこう!」
との思いを強くさせてくれた事件でした。