今日は「相談しやすい職場」について考えてみましょう
「相談しやすい職場」とはどのような職場でしょうか？
メモに書いてみてください
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いかがでしたか？
「すんなり書けた！」
「たくさん書けた！！」
という方もいれば
「なかなか出てこないな・・・」
という方もいたかもしれません。
これは、何が正解で不正解というものはありません。
皆さんが書いてくださったものが、正解なのです。
ただ、一つ注意していただきたいポイントがあります。
それは
言語化できているか？
すなわち、自分の中で明確になっているか？
とうことと
「回答は具体的になっているか？」
ということです
抽象的ビジョンと具体的メッセージ
例えば、
「和気あいあいとした職場」
という回答を書いたとします
「じゃあ、和気あいあいとした職場を作っていきましょう！」
ということになりますが、
すぐに実行に移せるでしょうか？
「和気あいあいとした職場にしよう」と言われたメンバーは
それに向けて行動してくれるでしょうか？
「ちょっと難しいかもしれない・・・」
そう思ったのであれば、
もっと具体的にしていく必要があるかもしれません。
リーダーはチーム全体を見て、
みんなが前を向けるようなビジョンを掲げます。
「みんなが前を向ける」ビジョンは、抽象性が必要です。
しかし、抽象的なビジョンだけを掲げると
返って皆バラバラな方向に向いてしまう可能性もあるのです。
なぜなら、
「解釈の仕方は人それぞれだから」
「和気あいあい」という言葉を
「雑談や笑い声で溢れている状態」
という解釈をする人もいれば、
「プライベートでも付き合いがある状態」
と捉える人もいるでしょう。
あるいは
「『お疲れ様！』と気遣いの声をかけ合える関係」
と考える人もいるかもしれません。
解釈が様々ということは悪いことではありません。
多様な解釈がある＝たくさんのアイデアにに繋がるからです。
ここで問題なのは
・リーダー自身が具体的な回答（メッセージ）を用意していない
・メンバーの具体的な考えを聞いていない（聞く機会がない）
ということです。
リーダーが具体的な回答を用意していないと
メンバーは行動に踏み出せません。
ー「和気あいあい」って、なんとなく雰囲気はわかるけど
じゃあどうしたら良いんだろう？
ー私自身は何ができるんだろう？
こうメンバーが考えてくれたら良いのですが、
ほとんどの場合
「はい、わかりました！！」
と返事だけして、終了・・・。
（メンバーだって、日々の業務で忙しいのです。）
「メンバーに動いて欲しい」
「考えて欲しい」
と思うのであれば、
リーダー自身もある程度
具体的に踏み込んで伝える必要があります。
「目を見て『お疲れ様！』と言い合おう！」
こう伝えると、メンバーも
「目を見て挨拶をしたら良いんだな」
と行動に移しやすくなります。
そして、メンバーそれぞれの考えを聞く機会ができれば
「バラバラの解釈」
ではなく
「多様なアイデア」
と捉えやすくなります。
以下は、私の前職の上司とメンバーの間で
実際にあった出来事です。
業務中に、いつも雑談をしているメンバーがいました。
皆さんだったら
「業務中に雑談なんて、集中力がない奴だ」
と思われるでしょうか？
それとも、
「分け隔てなく、フレンドリーな人だ」
と思われるでしょうか？
そのメンバーに、話を聞いてみると
「和気あいあいとした職場にしたくて、コミュニケーションを取ろうと思ったんです。」
という理由が返ってきました。
「業務中にずっと雑談をするのはNGだが、確かにコミュニケーションも大切だ」
そう思った上司はメンバー全員と話し合い
毎日夕方のミーティングの前の10分間
お菓子を食べながら雑談をする時間を設けたのです。
疲れが出てくる夕方に
お菓子を食べてエネルギー補給をしながら談笑し、
リラックスした雰囲気でミーティングに入ることで
夕方のミーティングも効率的に進むようになりました。
リーダーには、大きなビジョンを掲げることも必要です。
自分自身もそのビジョンをより具体的にし、
メンバーの考えにも耳を傾けてゆく。
しかし、同時に
こうすることで、組織の雰囲気も良くなり
生産性も上がってさらに発展するチームになっていきます。
皆さんが掲げた「相談しやすい職場」に向かって
メンバーが行動に移せるよう、
さらに具体的に掘り下げてみましょう♪
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